2016年12月

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2016.01.13 09:13
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創造せよ

昔のブログです・・・


少し前に産経ニュースに載っていた「鴨居羊子」という方の記事をネットで読んだのですがご存知でしょうか。大正14年生まれの行動力溢れる女性で、後に斬新な下着デザイナーとして注目された人です。その人が下着デザイナーとしてデビューする前にやっていたある夕刊紙の新聞記者時代の話で、当時はまだ25歳くらい・・・まだかけ出し記者だったときの話です。

社会部記者として毎日悪戦苦闘しているとき、先輩の新聞記者がこう教えます。
『火事がいつどこで起きたか、どれだけ損害をもたらしたかを追っかけるのでなく、なぜ火事が起きるか、大阪で何件の火事が起きたか、防ぐにはどうしたらいいか、それを誰が研究しているか。「明日の生活を予測してクリエートされた記事を追っかけろ」(2014.3.4 産経ニュース)』と・・・。

この言葉は凄い言葉だと思いました。もちろん新聞記者ならそのレベルを要求されて当たり前なのかも知れませんが、私は二つの意味で凄い言葉だと思いました。
一つは、この言葉通りに「記事がただの記録になってはいけない」ということの具体的な指針を述べているところです。そして「明日の生活を予測しろ」とも言うのです。「予測」というのは将来の出来事や状態を前もって推しはかることです。なので「予測」するには色んな角度と深さを兼ね備えた洞察力が必要です。その予測の上でクリエートされた記事でないとプロでないということです。
さすがサムライと称されるベテラン先輩記者の言葉です。

そしてもう一つ、実はこちらの方が凄いと思ったことなのですが、こんな難しいレベルのことを「かけ出し記者」に要求することです。ともすれば私達は「まだ初心者だから」とその人が出来るであろうレベルを想定して「今はこれくらいまで出来ればいいよ」などと言ってしまいがちです。優しさももちろん必要です。しかし本当の優しさはもっと奥が深いように思うのです。
もちろんその人が少し背伸びしたレベルを的確に把握して無理なく、楽しく成長させていくことも大切です。しかし私はこう思う時があるのです・・・「その人の少し背伸びしたレベルを本当に把握できるのか」、そして「そうやって少しずつ誘導する伸ばし方は本当にその人の能力を限界まで引き出せるのか」と。
かけ出しであろうが中堅であろうが、自分が今出来うる最高の姿を要求する・・・そしてその姿になる方法は各人に任せる・・・一見厳しいようではあるけれどもそれでないと人は自分の能力を本当に引き出せることにはならないように思えるのです。レールを全て引くのではなく、その人が自らレールを「創造する」ことが大切だと思うのです。

私は新聞記者ではないので本当の記者の苦労や難しさは分かっていませんが、自分のやっている整体と少林寺拳法でずっと前からぼやっとながらもそんな概念のことを思っていました。それを見事にピタッとくる記事を読んで気持ちがしっくりしたのです。指導する者はかくあるべきであり、指導される者もかく覚悟をすべきだと思うのです。

整体でも少林寺拳法でも「正解」にいたる道しるべを考えてそれを示しながら指導するのもいいのです。しかしそれをするためには本当にその人に合った道しるべを考え出せないといけないことと、その人にはその人のやり方があってそのやり方までも規定してしまうのは結局「自分のやり方」を完全に自分のものにできない場合もあるのではないでしょうか。

ですからどんな初心者にも最初から「自分が出来うる最高の姿」を示して、それにその人が自らの力で立ち向かうのがいいと私は思います。そして指導を乞われたならば、いつでも何度でも付き合うのです。

つい大きなことを書いてしまいました。
ただここで勘違いしてはいけないのは、自分もまた指導される側でもあるということです。少林寺拳法では弟子もまた師なりと言って教えている私の方が得るものが多いのです。整体でも同じで施術をするのは私であっても施術される方に施術を通して「真の健康」を逆に教えてもらっているのです。

最高の技、真の健康を予測して自らの能力を創造せよ・・・これは自分への言葉なのです。


2014年4月6日(日) 進化流水…流れる水は滞らず、健康への進化を共に歩む
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