2016年12月

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2016.01.06 12:11
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恐怖のラジオ体操

昔のブログです・・・


「ラジオ体操」は誰でも知っていると思います。年をとると正確には覚えてなくてもラジオ体操の曲がかかると大抵思い出して出来るものです。子供からお年寄りまで誰でもできる・・・そのラジオ体操が実に怖いものに感じた話です。

船乗りのなるために入学した神戸商船大学(今は神戸大になっています)では船に関する色んな学問も当然あるのですが、体育の授業がかなり厳しいのです。特に1年生の夏には「遠泳」の実習があって淡路島にある専用施設で1年生全員で合宿するのです。そこでは立ち泳ぎや浮き身などもしますが最終的には「2時間の遠泳」があります。横約5メートル、前後約2メートルの2列縦隊で2時間泳ぐのです。それで1単位・・・でも必須なので取れないと卒業できません。

夏の遠泳合宿に行く前には寮にあるプールで水泳授業があります。歩いていける距離ですが寮は学校から離れていますので、水泳の授業だけは体育の教官が寮に来ます。授業では泳力に応じて帽子が分けられます。まともに泳げるのが白帽、泳げるけれども泳ぎ方が少し悪ければ黄帽、あまり泳げないと赤帽です。白帽はその中でも泳力の優劣で白帽Aと白帽Bに分けられ、さらに白帽Aの中からスピードが速いと黒帽になります。それで黄帽、赤帽になってしまったら夏の遠泳合宿の前に毎朝6時から特訓があるのです。夏とはいえ朝6時は寒いのです。幸い私は白帽Aだったのでこの特訓は受けずにすみました。

そんな大学でしたので体育に対しては結構厳しいのです。
ある日の体育の授業で「今日はラジオ体操をやるぞ!」と教官が言います。誰もが「ラジオ体操?そんなん運動のうちに入らんわ」と思いました。「ラジオ体操第一」・・・こんなの出来ないはずもなく皆そんなに緊張することもなくやり始めます。
そしたら少しした時、教官が「止め!もとい!」と言います。「もとい」というのは最初からやり直しという意味です。で、また最初からやり始めます。そしたらまた直ぐに「もとい!」と言います。「何?」と思いましたが教官曰く「きっちりと腕が上がっていない」とのこと・・・そう、腕を上に上げる時でも腕は極限まで真っ直ぐにして両耳に触れるまで伸ばすことを要求するのです。「始め!」・・・「もとい!」・・・「始め!」・・・「もとい!」・・・

もう誰も「ラジオ体操くらい」と馬鹿にしている余裕はありません。全員で一生懸命腕も伸ばして続けます。しかし一人でもきっちりと出来ていなかったら教官は躊躇なく「止め!もとい!」と言います。そしたらまた最初からやり直しです。しんどいからと自分が少しでもいい加減なことをすると皆に迷惑がかかるのです。だから手を抜けないのです。

本当にきっちりやることを前提とした連帯責任的な「ラジオ体操」は本当に恐ろしいのです。体育の授業は確か1時間半はあったと思います。正確なことはもう忘れてしまいましたが結局、その授業での「ラジオ体操」は「第二」の最後まで出来なかったように思います。
ラジオ体操を侮ることなかれ、それは恐怖の体操になり得るのです。

ラジオ体操に限らず、「質」のレベルを少し上げると途端に難しくなるのです。しんどいから・・・邪魔くさいから・・・ある程度できてくると人は適度なところで楽にこなそうとします。「楽にこなすこと」は別に悪いことではありません。しかし少しでも「質」を上げていくことは大変重要なことなのです。
整体でも少林寺拳法でもついつい「量」をこなして「よくやった」と思いがちです。しかし本当は「質」を上げるための「量」なのであって、そのことによって真に「質」が上がらないのならば本当の価値には結びつかないのだと私は思うのです。

さっき、ちょっと肩が凝ったので気まぐれにやってみた「ラジオ体操」・・・いつの間にか目一杯背筋を伸ばして腕も耳につけてやっています・・・きつい!・・・でも今は怖くはありません(笑)。


2014年2月23日(日) 進化流水…流れる水は滞らず、健康への進化を共に歩む
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