不安がとれない(1)・・・<症例考察>


「不安」は誰でも経験があるものです。
何かに対する心配や恐れなどのストレスを感じたとき、人は「不安」を感じるのは当たり前の反応と言えます。

こういった通常の「不安」は感じていた心配などが過ぎ去ったら自然と解消されるものですが、
いつまでも不安が去らない・・・
不安自体が異常に強い・・・
現実の状況にそぐわない不安を抱く・・・
などになってしまった場合、不安障害といわれています。

不安障害は、
パニック障害・社会不安障害・強迫性障害・PTSDなど色んな形で発現するものですが、
ここでは明確な不安障害とまではいかないながら、
普段の生活で「不安で仕方がない」「過去にこだわってしまう」ことから気持ちがしんどくなって、
頭痛めまい眼精疲労不眠動悸生理前緊張症ホットフラッシュなどの
いわゆる自律神経失調症を発症してしまう場合を考えてみます。

自律神経失調症は言うまでもなく自律神経が乱れることで、
自律神経とは交感神経と副交感神経のことを指します。

交感神経は活動的な時に優位になるもので、
筋肉をたくさん動かすために心拍数を上げて血液供給を増やしたり、よく見えるようにするために瞳孔を開いたりします。
また単なる運動ではなく敵に対しての臨戦態勢をとるために排尿を抑えたり、怪我をしても血が出にくくするために血管を収縮したりという働きもあります。

一方、副交感神経は休息している時に優位になるもので、
交感神経とは反対に血管は拡張し、心拍数は下がり、瞳孔は閉じ、胃腸の働きが活発になります。

現代の普通の生活では『敵と闘う』ということが必要なくなった我々人類ですが、
一日の始まりの朝には活動的になって仕事に勉強に運動に励み、
夜には休息して心身ともにリラックスして明日に備えるというのが健全で、
交感神経と副交感神経が交互に優位になることによってその健全性が担保されているのです。

急な恐怖や強い怒りがあると交感神経が緊張します。
ゆったりと休息していると副交感神経が優位になります。
しかしながら、もし継続的に怖い思いがあったらどうなるでしょうか。

怖い思いだけでなくずっと消えない怒り、取れない緊張、胸を締め付ける心配、始終付きまとう不安など・・・
これらのことが継続的にあったとしたら交感神経と副交感神経のバランスはどうなるでしょうか。

そんな場合は交感神経も副交感神経も両方とも緊張してしまうのです。
交感神経と副交感神経はその性質上よくクルマのアクセルとブレーキに例えられますが、
丁度クルマの運転でアクセルとブレーキを同時に踏み込んでいるようなものなのです。
その時クルマはどうすればいいか分からなくなります。
同時に踏み込んでいる自分自身も一体何がしたいのかも分からなくなっているのではないでしょうか。
クルマは動きたいのに全く動けず、しかもエネルギーを無駄に使いまくっている状態・・・
そんな恐ろしいことが身体の中で起こっているとしたら、
例えば眠いのに眠れないみたいに調子が悪くかつ制御が利かない状態になるのは当たり前だと言えますね。

自律神経系の制御をしているのは間脳にある「視床下部」というわずか5gくらいの小さな脳です。
視床下部の中では自律神経系の中枢として、
交感神経と副交感神経の制御や体温調整を行っています。
そして同時にホルモン系の中枢としてあらゆるホルモンの監視や分泌の指令を司っています。

また視床下部は「大脳辺縁系」という喜怒哀楽を受け持っている脳に包まれた形ですので、
いろいろなストレスの影響を受けやすくなっています。
「強い心配事」や「凄く嫌なこと」、「大きな悲しみ」や「強烈な怒り」・・・
そんなことが継続的に起こったとき、
ただでさえ忙しい視床下部は外側からも攻められてしまってさらに窮屈になって十分に機能できなくなる。
そしてやがては自律神経バランスが大きく崩れ、
自律神経失調症の諸症状とともに「いつも不安」な気持ちがとれないようになってしまうと考えられます。

「不安になる」・・・日常生活でよくある感情です。
でも、これがいつもの私と思っていたけれどよく考えてみると本当に長い間ずっと不安がとれない・・・
いつからだったのかも分からない・・・
そういえば体調も悪いしすぐに疲れる・・・
そんな時は心身共に深いレベルからのケアが必要なサインなのかも知れません。

長い間「不安がとれない」ということは心身共に「安心」を求めているのです。
そんな「不安」から抜け出すためには
視床下部を含めた頭部への血流改善が必須で、
自律神経失調症の場合と同じように視床下部にゆったりと仕事をできるようになってもらうことが必要です。

当整体院では血液やリンパ、脳脊髄液の通り道である頸椎(特に上部頸椎)の施術も行いながら、
中立位の整体」や「頭蓋仙骨療法」で身体の深奥部である硬膜管をも含めた脳脊髄液の循環改善を行うことで
「心」と「身体」両方から深いレベルのリラックスを得る・・・
脳への血液供給が改善される・・・
視床下部が本来の仕事ができるようになる・・・
自律神経のバランスがとれる・・・
その結果、
体調の回復とともに絶対にとれないと思っていた「不安」から解放され、晴れやかな毎日になるのではないでしょうか。


不安がとれない(2)


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