喘息・・・<症例考察>


アレルギー性疾患の一つである「喘息」は、
色々な原因から気管支が敏感になったり気道が狭くなった時に、
息苦しい ・咳が出る・呼吸困難・胸が痛い・ゼーゼーいう・動悸がするなどの
辛い症状を発症するものです。

原因の一つにアレルゲンがあります。
アレルゲンはアレルギー性疾患に成り得る物質のことで、
花粉・ダニ・ハウスダスト・ペット・食べ物・大気汚染などがあります。
そしてアレルゲン以外の原因では
過労・睡眠不足・ストレス気温の変化・急な運動・風邪などがあります。

喘息を発症しないようにするためにはアレルゲンを遠ざける
ということが上手くできたなら積極的な対応として効果は期待できますが、
どんなに注意していても普通の生活では無菌室のようにはいきません。
それでも自分のアレルゲンが分かっている場合は
現実的に出来うる範囲でアレルゲンは遠ざけるべきでしょう。
しかし、
根本的なこととして自分の身体の対応能力を上げることも必要ではないでしょうか。

アレルゲン以外の原因で述べている「ストレス」と「気温の変化」は、
自律神経に直接関係しています。
「急な運動」というのは少し趣が違うようにも思いますが、
「睡眠不足」や「過労」、「風邪」というのは自己治癒力や免疫力にも大きく関係していますので、
ここでの主役として考えたいのはやはり「自律神経」です。

自律神経の中枢は「視床下部」という間脳の中にある親指の先ほどの小さな脳です。
その前群では「副交感神経」を制御しています。
そして中群では「交感神経」を、後群は「体温」を制御しています。
そして視床下部は「大脳辺縁系」という喜怒哀楽を受け持っている脳に包まれた形ですので、
いろいろなストレスの影響を受けやすくなっています。

喜怒哀楽のうち、
特に「怒」と「哀」に当たる嫌な出来事や悲しいことが身の回りに起こると
大きなストレスとして視床下部に降りかかっています。
視床下部ではそのストレスに対抗するために交感神経を優位にします。
そしてそのストレスが長く続いた場合、
交感神経は常に優位な状態となります。
そうすると白血球のうちの顆粒球が増え、
活性酸素を多く出すことによって炎症を起こしたり、
抗原と抗体をより引っ付ける役割も増える・・・
すなわち免疫の過剰な反応を引き起こすことになります。

一方、ストレスがない状態・・・
これは一般的にはいいことなのですが、
あまりにもストレスがないということは目標や達成感などのいい意味のストレスもないという状態と言え、
それが続いた場合、
今度は副交感神経が常に優位になって
白血球のうちのリンパ球が過剰に増えてしまい
これもまた免疫の過剰反応になってしまいます。
そして免疫の過剰な反応が喘息などを引き起こす一因なのです。

交感神経が優位になるということは
いわゆる「闘争」か「逃走」の状態にするということで、
筋肉にたくさん血液を送るために血圧を上げます。

ちょっとした擦り傷でも血が出ないようにするために
血管は収縮されます。
またよく見えるように瞳孔は開き、胃腸の働きを抑えて
尿や便を押さます。
そして喘息に関係する気管支は
たくさん酸素を取り入れるために拡張されます。

副交感神経が優位になると
「休息」に適した状態になりますのでこれとは逆のことが起こります。
ということは気管支は収縮するのです。
気管支が収縮するというのは締め付けられた状態ですので
ここに朝方の冷えた空気が入った場合に喘息を発症するケースが多いのです。

それから視床下部のもう一つの仕事である「体温調整」も
急激な温度変化があったりすれば大忙しになることから、
自律神経の調整という大切な仕事に影響してしまうことで
喘息の発症には関係していると思います。

そしてさらに
交換神経が恒常的に優位になれば血管収縮によって血流は悪くなる・・・
副交感神経が恒常的に優位になれば血管は拡張し過ぎて血の流れは遅くなって結局血流は悪くなる・・・
それは必ず身体の「冷え」を生むことになって免疫力の低下を招く・・・
免疫力が低下したらその過剰反応や炎症の回復など全ての意味において
喘息の発症を後押ししてしまうと私は考えます。

喘息の緩和と回復には
喉や首・胸・肩の緊張を取り除くことも当然必要ですが、
視床下部にゆったりと仕事をできるようになってもらうことも必要です。

そのためには
脳への血液供給を回復させることが非常に重要だと思います。
脳への血流改善のためには頸椎(特に上部頸椎)の施術も行いながら、
中立位の整体」や「頭蓋仙骨療法」で身体の深奥部である硬膜管をも含めた
脳脊髄液の循環改善を行い、
自律神経バランスを整えることが必須だと考えます。


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