ヒステリー球・・・<症例考察>


喉に何かが詰まっているような感じがする・・・
唾を飲み込みにくい・・・
イガイガしていつも喉が気になっている・・・
喋りにくい・・・
そんな不快な症状から耳鼻咽喉科や内科のお医者さんに診てもらう方はたくさんおられるようです。

もちろん、
・本当に何かが詰まっている
・喉の組織が腫れている
・出来物が出来ている
などの場合は専門医に治療をしてもらうことが必要です。

しかし、お医者さんに診てもらっても
「何も詰まっていません。」
「身体的にはどこにも異常はありません。」
「気のせいではないですか。」
「自律神経失調症かパニック障害かも知れませんね。」
などと言われ、
ストレス を溜めないように規則正しい生活をして下さい。」という言葉とともに、
何がしかの薬を処方してもらう・・・
そんな場合は、
自律神経バランスの乱れが大きな原因の「ヒステリー球」と言われる症状かも知れません。

ヒステリー球は「咽喉頭異常感症」「咽頭神経症」などとも呼ばれています。

ヒステリー球は、
・慢性的に疲れているとき
・気持ちが滅入って不安になったとき
・悲しい出来事などで精神的なショックを受けたとき
・緊張を強いられる場面になったとき
など嫌なストレスから自律神経のバランスが乱れたことから発症する場合が多いようです。

自律神経とは、
活動的な時に優位になる「交感神経」と休息時に優位になる「副交感神経」のことです。
この交感神経と副交感神経は生涯休むことなく、
状況に応じてシーソーのようにバランスよく働くことで健康が担保されています。

ヒステリー球は、
恒常的にストレスにさらされているので自己治癒力が落ちている・・・
さらに厳しいストレスを抱え込むことで交感神経が過剰に緊張する・・・
同時に副交感神経の働きが落ち込むので本来のバランスを取り戻せない・・・
過剰に優位になった交感神経は喉の筋肉を緊張させ、収縮させる・・・
その結果、喉の内面が触れあい「何か」があるように感じる・・・
喉自体が狭窄するので息苦しく感じる・・・
概ねこのような機序で発症すると考えられます。

自律神経バランスの中枢は間脳にある「視床下部」です。
視床下部はその他にもホルモンバランスや体温調整、睡眠と覚醒、満腹と摂食など
生命維持に必要な機能を自動的に行っています。

視床下部の能力にも当然限界がありますので、
例えば気温の変化が大きいと体温調整は忙しくなります。
女性が生理になると当然ホルモンバランスの調整も忙しくなります。
その他、食べ過ぎたり、夜更かしで睡眠が足らなかったりすると
視床下部の働きは限界を超えてしまい、
どれかの機能が落ちてしまうかも知れません。
当然、交感神経と副交感神経もその影響を受けるはずです。

ちょっと喉の調子が悪いから喉飴を嘗めたら治った・・・
それなら何も問題はありません。
しかし、病院で検査してもらっても異常がないのに喉に何かが詰まっている・・・
いつもイガイガする・・・口が渇く ・・・唾が飲み込みにくい・・・
喉だけでなく他の自律神経失調症の症状として
めまい ふらつき 頭痛 不安がとれない 動悸 息切れ 吐き気 などの症状もある・・・
そんな場合はまず自律神経バランスを回復することが必須です。

ヒステリー球から開放されるためには頭部への血流改善が必須で、
生命維持の視床下部や脳幹部にゆったりと仕事をできるようになってもらうことが必要です。

当整体院では
血液やリンパ、脳脊髄液 の通り道である頸椎(特に上部頸椎)の施術も行いながら、
中立位の整体」や「頭蓋仙骨療法」で
身体の深奥部である硬膜管をも含めた脳脊髄液の循環改善を行うことで、
「心」と「身体」両方から深いレベルのリラックスを得る・・・
頭部への血液供給が改善される・・・
視床下部、脳幹部が本来の仕事ができるようになる・・・
自己治癒力が力を取り戻す・・・
自律神経バランスがとれる・・・
その結果、辛い症状の回復とともにヒステリー球もなくなっていくと思うのです。


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